白河医福食農連携推進協議会

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 健康的な食事のとり方

  食べる順番

 健康的な食事で大切なことの1つに、食べる順序があります。最初に食物繊維が豊富な野菜を食べることで、腸内での糖質の吸収が穏やかになり、血糖値が上がりにくくなります。次に肉や魚、大豆食品などのたんぱく質を中心とした主菜をとります。最後にごはんやパンなどの主食を食べることで、量を抑えることができ、結果として腸で糖質の吸収量が減ります。
 このように、食べる順番を工夫することで血糖値が上がりにくくなり、肥満や高血圧などの予防にもつながります。

食べる順番

  バランスのとれた食事

 体に必要な栄養素を十分に摂取するには、バランスのとれた食事が必要不可欠です。年齢や生活習慣に応じて、バランスの良い食事は異なりますので、自分に合った献立を選びましょう。
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バランスのとれた食事

 世代別の食事の主な課題

世代別の食事の主な課題

シニアの食事7つのポイント

栄養バランス
★料理の基本は栄養のバランスです。量を食べられないシニアにとって、食事で大切な事はなるべく多くの食品(1日30品目以上)をとることです。
★ごはん・おかず・おひたし・和え物などを上手に組み合わせるとバランスが良くなります。

たんぱく質をとる工夫
★全身の筋力の衰えは運動の機能低下だけでなく免疫力を低下させ、風邪をひきやすくなったり病気になりやすくなります。
★良質のたんぱく質(魚・肉・卵・大豆製品)を3食の中に上手に取り入れましょう。
★シニア世代は、おかずが大切です。

飲み込みやすい工夫
★間違えて飲み込んだり、むせったりしないようにゆっくりとよく噛んで食べる事。
★とろみをつけたり、繊維をあらかじめ切っておいたり※、ゆで時間を少しだけ長くする工夫で、シニアも美味しく食事ができ笑顔につながります。
 ※隠し包丁とも言います。

家族みんなで減塩
★塩分は取りすぎると高血圧やさまざまな病気を引き起こす原因にもなります。
★特に汁物は塩分が高いので、麺類の汁は飲まないで残すこと。
★塩分を1日7g以下にするには、お味噌汁は1日1回にし、おしょうゆを減塩しょうゆに変えましょう。

脱水症状には注意
★シニアになると脱水になっても自覚症状がありません。脱水は血液が凝縮されるため、脳の血管に血栓を生じやすく脳梗塞を可能性も高くなります。
★脱水は、暑いときばかりでなく、寒い時期にも起こります。
★食事の時間はもちろん、10時と3時のおやつの時間もお茶や牛乳などを飲みましょう。

毎日の献立は楽しく
★栄養をちゃんと摂るには、楽しい食事の習慣をつくりましょう。そのために、毎日同じメニューは避け、和食・洋食・中華など、献立に変化を持たせましょう。また、お皿を変えたり盛り付けを変えるなど工夫することも大切です。
★シニアの方へ「何が食べたい?」などと聞き、そのリクエストに応えることで、食べる事への楽しみを高めることもできます。
★昔よく食べたものや懐かしいメニューの料理方法をシニアに聞いて調理することで、新たな発見となり、思い出も蘇ります。

料理の温度
★温かいものは温かく冷たいものは冷たく提供するおもてなし、つまり適時適温の作法で、食べる人もあったかい気持ちになり、おいしく食べられます。