白河医福食農連携推進協議会

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 白河医福食農連携推進協議会とは

  設立趣旨

 白河周辺地域で生産される新鮮な地元農産物を使って、誰でも簡単に家庭でつくれる健康レシピメニューを開発し、地域の人々の健康増進や食べる楽しみの向上につなげられるように活動するために設立された組織です。
 この協議会は、白河市をはじめ福島県内の農林漁業者、医療関係者、食品関連事業者、福祉事業者等の専門家で構成されています。

  活動内容

協議会では異業種の専門家により、白河市の健康課題に即した健康レシピメニューとは何かを検討し、具体的なメニューを開発します。
 またパンフレットを作成し配布するなどして、開発された健康レシピメニューを地域の人々に普及するための活動を行ないます。

白河医福食農連携推進協議会とは

地域食材を活かした健康レシピメニューとは
 いつまでも健康に過ごせるように、毎日の食事において、塩分を減らし、野菜の摂取量を増やせるように調理法を工夫したメニューです。
 白河周辺地域では様々な農産物が収穫されており、特にそれらに含まれる栄養素や機能性成分に着目し、健康に必要な成分を地域の農産物から効果的に摂取できるよう、栄養成分の特性をうまく引き出せる調理法を紹介します。
 また、本レシピメニューは、幅広い世代に親しんで食べていただけるよう、彩りや食感にこだわり、これまでにない食べ方や斬新な調理方法を取り入れて開発しました。

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 白河医福食農連携推進協議会メンバーメッセージ

(公)福島県立医科大学 微生物学講座教授 錫谷達夫
 不適切な食事は、生活習慣病の原因になることが知られています。白河市民は全国平均に比べ、高血圧や糖尿病の人が多いという統計があります。これらは、カロリーや塩分の取り過ぎと密接に関係していて、まさに不適切な食事が引き起こす疾患です。
 また、原発事故後、子どもたちの運動不足が顕著で、福島県は全国でも肥満の子どもが多い傾向になっています。このような生活習慣病予備軍の増加を抑え、健康長寿を実現するため、地域の食材を使った正しい食事の提案に取り組みました。

(社)日本保健情報コンソシウム 斉藤和邦
 平成24年度末の要介護認定者数は561万人で、軽度(要支援1〜要介護2)の認定者が約63.5%を占めています。
 その介護保険給付の総額は、8兆7,570億円となっており、居宅介護(介護予防)サービスは4兆0,853億円、地域密着型介護(介護予防)サービスは8,027億円、施設介護サービスは2兆7,704億円となっています。
 要介護認定者は比較的軽度な人が多いので、食生活や運動等の生活環境を改善して健康長寿になることが社会保障費を減らす方法だと考えます。
 高齢者には健康のために積極的な社会参加をお薦めします!

(株)しらかわ五葉倶楽部 吉田孝二
 私どもが製造する食品は、原材料の農産物はもちろんのこと、加工場の衛生管理を含め安心・安全が最優先事項であります。その上でみなさまの健康に寄与することができればとても有難いと思います。
 弊社は東日本大震災を乗り越え、安心・安全な食品製造を地産地消の仕組みにて事業を開始しております。真土不二(シンドフジ:地元の旬の食品や伝統食が身体に良いという意味)と言われるように、本事業を契機に、地域の農産物をみなさまの健康に役立つ食品として製造できるようより一層尽力します。

うつくしまふくしま農業法人協会 高橋良行
 食べ物が健康長寿に多大な影響をおよぼしている事実を意識し、楽しくバランスの取れた食生活で健康寿命を延ばしたいものです。  作り手の我々も安全・安心はもとより、規格だけに拘らず栄養成分や食べ方等を告知し、皆様の健康に寄与して行きたいと思います。
 地域で顔の見える農産物を食す事が最良ですが、自ら作った野菜の味は格別です。遊休農地は沢山ありますので、一緒に農産物を栽培し、心身共に健康になりませんか。

白河市 産業部 深谷政勝
 今回の「医福食農連携事業」には市からも農政課や健康増進課、商工課が参加させていただきましたが、何よりも行政のみならず、民間の管理栄養士や福島県立医大医学部長の錫谷先生、食品製造業者、農業者などそれぞれ専門の立場からのご意見を取り入れ、今回のメニューができましたことは、産学官協力による素晴らしい成果であると感じております。
 この健康メニューを一時的なものとせず、今後さらに発展させ、地域農産物の活用と健康づくりに活かしていくことが大事であると考えております。